作詞家 朝水 彼方 オフィシャルサイト

Poèmes - 詩 -

雪の結晶

涙の広場にうずくまっていた私を
迎えに来てくれた君

この悲しみを
君の悲しみに置き換え
一緒に遠き河の流れを
見つめてくれた人

心の扉がひらかれ
一つしかない私のゆく道が
君の瞳に映し出され
その鍵を握った人

知っていますか?

顕微鏡をのぞくと
雪の結晶は
七色だということを

どんな涙でさえも
君のそばで泣いて
そして拭えるのならば

瞳からこぼれるその涙は
七色に輝いている

君と出会い
君の名を呼んだ時から
「ふたり」というもう一つの名が
動き始めていた

恋という曖昧な気持ちに 
振り回され 傷ついた日々
一場面ごとが早送りで流され、
やがて穏やかな
この瞬間に定められゆく

白く青く透き通っているから
この目には見えないけれど

「現実」という
一番素晴らしい 
純粋な雪の中で
光り輝く七色が 
日常なのかもしれない

不安な心も見落とさぬように
その手を繋いでいてください

出会いは願いの結晶
歓びは二人の結晶
永遠は一瞬の結晶

差し出された手のひらの上に
手のひらを重ねる

そして抱きしめる