旅の途中
日常の隙間に、沈黙を入れ
ノートを開き、鉛筆を持つと
私はまだ旅の途中だったのだと気づく
何処にも進んでいないように見えても
電車はまだ何処かに向っていて
途中の駅で停車しているだけなのだと・・
踏み切りの音が聞こえる
そしてまた ふと誰かの呼ぶ声で
日常に戻ってゆくまで
少しだけ先へ
少しだけ旅を続ける
Poèmes
旅の途中
満ち足りているということは
猫の背中のように
旅立つ者
歪んだ世界
ドロップ
悲しみの右へ 歓びの左へ
Intro
Poèmes