作詞家 朝水 彼方 オフィシャルサイト

Poèmes - 詩 -

旅の途中

日常の隙間に、沈黙を入れ

ノートを開き、鉛筆を持つと

私はまだ旅の途中だったのだと気づく
何処にも進んでいないように見えても

電車はまだ何処かに向っていて

途中の駅で停車しているだけなのだと・・

踏み切りの音が聞こえる
そしてまた
ふと誰かの呼ぶ声で

日常に戻ってゆくまで
少しだけ先へ

少しだけ旅を続ける