悲しみの右へ 歓びの左へ
いつも悲しみの右にいる僕と
いつも歓びの左にいる君は
出逢ったときから
手をつなぎ抱き合うけれど
一人同士は何も変わらず
僕が悲観的に傾いて行く癖を
君が批難し
君の楽観的なところについていけない僕は
置き去りにされ
バランスが取れているように
外からは見えても
心の重さの傾きに絶えられずに
ひっぱりひっぱられ
それがいつからか強くなってゆく
僕は悲しみの右へ
君は歓びの左へ
いつか手を放さなければいけない日が
来るのかもしれない
Poèmes
透明な手紙
旅の途中
満ち足りているということは
猫の背中のように
旅立つ者
歪んだ世界
ドロップ
悲しみの右へ 歓びの左へ
Intro
Poèmes