透明な手紙
出せない手紙を いつも心の中で抱えている
決して口に出すことはなく
出してしまった時の後悔を描き
何度も何度も書いては
ちょっとしたことで 日々
透明な消しゴムが
その身勝手な気持ちを 消してゆく
手紙は痕に残るもの
決して出してしまっては いけない
本当の気持ちはまだ
誰も知らない風の中
Poèmes
透明な手紙
旅の途中
満ち足りているということは
猫の背中のように
旅立つ者
歪んだ世界
ドロップ
悲しみの右へ 歓びの左へ
Intro
Poèmes